ミルクでもいいじゃん?母乳が出にくくても授乳を楽しむ

子育て

こんにちは!

まずは、日々の育児を頑張っているママ・パパお疲れ様です。

母乳がなかなか出なくてストレスを感じているあなたへ、まずはその努力に心からの敬意を表します。育児はたくさんの喜びに満ちていますが、大変なことも山ほどあります。その中でも母乳育児で悩んでいるママも多いはず。私もその悩みを持つママの1人で、母乳が出てほしい時になかなか出ない日も多かったのでミルクと母乳の混合で育てています。私自身の経験を踏まえて、母乳育児とミルク育児の比較や母乳を出すために試したことなどをお伝えします。

こんな悩みを持った方、ぜひ見てね!

母乳が出ない、出にくい

赤ちゃんが母乳を飲んでくれない

自分を責めなくていい

まず、母乳が思うように出ないという悩みは決して珍しいことではありません。多くの母親が同じような経験をしています。私も母乳が出にくい体質なのですが、私の周りは母乳に困っていない人ばかりだったので、母乳が出にくい悩みを分かち合える人がいませんでした。

「ミルクは赤ちゃんがかわいそう」「母乳が1番」と言われることもあったので、正直グサッときましたし、とても嫌な思いをしました。母乳が出にくくミルクを作るたびにストレスを感じていた時期もありました。

母乳が出ないことは、ママの能力や努力が足りないということではありません。ストレスや体調、赤ちゃんの個性などさまざまな理由があるので、もし気にしている方がいればどうか気にせず、自分に優しくしてください。

友人や家族が理解してくれるのが1番ですが、もし周りにいなければこの記事を読んで少しでも気持ちが和らいでくれると嬉しいです。

母乳育児が推奨される理由(母乳とミルクの違い)

周りから、特に年配の方から「母乳がいいよ」と言われたことがある方は私だけではないはず。(笑)昔からミルクより母乳がいいと言われているようですが、そう言われているのには理由があります。

母乳とミルクの違いも踏まえて、どんな理由があるのか見ていきましょう。

理由1:栄養と免疫力

まずは栄養価の違いを以下に書いたので、見ていきましょう。

母乳育児:母乳は赤ちゃんにとって最高な栄養バランスなので、赤ちゃんの成長と発達に最適。消化器官にもやさしく、消化不良や便秘が少ないのも特徴。

ミルク育児:粉ミルクも赤ちゃんに必要な栄養素がきちんと含まれいますが、母乳に含まれる一部の成分(例:免疫因子やホルモン)が十分ではないと言われている。また、赤ちゃんによっては粉ミルクに含まれている成分でアレルギー反応を起こすことがあるので注意が必要。

続いて免疫力についてです。

母乳育児:母乳には赤ちゃんを感染症から守る抗体も含まれているため、抵抗力を高められる。そのため母乳で育った赤ちゃんはミルクで育った赤ちゃんよりも病気になりにくいと言われている。

ミルク育児:粉ミルクには免疫成分が十分ではないため、母乳育児に比べて病気にかかりやすい可能性があると言われている。しかし現代の粉ミルクは栄養バランスが改善されており、母乳育児の赤ちゃんと変わらず多くの赤ちゃんが健康に育っている。

理由2:子供の知能

母乳育児:母乳にしか含まれない成分があるため一部の研究によると、母乳で育てられた赤ちゃんは知能指数が若干高い傾向があるとされている。

ミルク育児:ミルクには母乳ほどDHA(ドコサヘキサエン酸)など、脳の発達に重要な成分が十分とは言えず、研究によれば、ミルクで育った子供は母乳で育った子供に比べ、知能指数がやや低い傾向があるとされている。しかし一部の研究で、長期的な知能に関しては、環境と教育が大きく関係しているとされている。

理由3:子供とママの健康

母乳育児:母乳での授乳は子宮の収縮を助け、産後の出血を減少させる効果があると言われている。また、長期的に乳がんや卵巣がんのリスクを低減するとされている。研究によると、母乳で育てられた子供は、糖尿病、肥満、高血圧などの慢性疾患のリスクが低いとされている。

ミルク育児:ミルクはママ以外でも授乳できるので、パパと順番に夜泣き対応するなどしてママのストレスを軽減することが可能。粉ミルクで育てられた子供は肥満や2型糖尿病などの慢性疾患のリスクがわずかに高いとされているが、現在の粉ミルクは非常に高品質であるため、特に問題ないと言われている。また、体重増加がやや早い傾向がある。

理由4:経済面

母乳育児:母乳は無料で赤ちゃんに提供できる。また、母乳は常に適温なので温めたり冷ましたりという準備が不要。

ミルク育児:粉ミルクは購入費用がかかるため、経済的な負担があります。また、粉ミルクは消毒や適温に冷ますなどの準備が必要。ですが、ママ以外も授乳できるため、ママの負担が軽減されるというメリットもある。

以上が「母乳育児が推奨される理由」です。

現代のミルクは極めて母乳に近い成分で作られているみたいなので、あまり気にしすぎる必要はありません。

母乳を出すために試したこと

母乳が出にくい日もあった私が、母乳を出すために実際に試したこと、効果があったことを書いていきます。お手軽に試せるかの難易度も含めて書くのでよければ参考にしてみてください。

試したこと難易度 (例:★★★→難易度高い)効果
1. 睡眠をできる限りとる★★★:夜泣き対応などあるので難しい…
2. 栄養バランスの良い食事をとる★★:疲弊している産後は大変
3. 搾乳器で搾乳する★★★:安くないし私は効果もイマイチだった
4. レンコンを食べる★★:少しお高いし調理が手間だけど効果あり!
5. おっぱいマッサージをする★★:時間かかるしめんどくさい
6. おもちを食べる★★:試しやすいが焼く手間が…
7. 水分をたっぷり摂る★:生活の一部なので試しやすい
★→試しやすい、★★→比較的試しやすい、★★★→試しにくい

以上が私が実際に試したことです!

この中で個人的に1番効果があったのは「レンコンを食べる」です。皮を剥いて焼いて塩を振ったレンコンをよく食べていました。多少時差はありますが、母乳がどばどば出ます。レンコンの調理はめんどくさいので頻繁には難しいかもしれないので、作り置きなどもおすすめです。

また、搾乳器で搾乳すると母乳が出やすくなるとネットで見たので試してみました。母乳を絞れるときに絞って冷凍保存しておきたくて試してみましたが、そもそもあまり絞れなかったです。絞る強さを変えることができるのですが、強くしたらおっぱいが痛くなるので微妙でした。ですが中には、母乳が出やすくなったという方もいるので試してみる価値はありそうです。もし購入を検討していれば、ハンズフリーで自動で搾乳できるものがおすすめします!

母乳のために “やめたこと”

ストレスを溜める

ネットで、ストレスは母乳の出が悪くなると書かれているのをみたことがありますがまさにそうです。実際に私も夜泣き対応や仕事のストレスがとても溜まっていた時期があったのですが、その時はぜんぜん母乳が出ませんでした。本当びっくりするほど出ませんでした

そういった経験を得て、ストレスを溜めない工夫をすることがとても大切だと身をもって実感しました。私がストレスを溜めないためにしたことは、とにかく完璧主義を捨てて自分を甘やかすことです。家事を家族に全面的にサポートしてもらったり、辛い時はすべて後回しにしたりです。

そうすることで自分の心に余裕が生まれて、夫や赤ちゃんにも優しく接することができるので効果的です。あとはスキンケアなどを丁寧にやったり、いい香りのものを部屋に置いたり、夜泣き対応でイライラした際にはご飯やおやつを夜な夜な食べることも多々ありました。(笑)赤ちゃんのお世話をしていたらなかなか自分の時間が取れないのが現実ですが、可能な限り自分で積極的にリラックスする時間を設けて、進んで心身をリフレッシュしましょう。

ネガティブになる

育児は長い旅です。母乳育児がうまくいかなくても、それは一時的なことで、ママの接し方次第で赤ちゃんとの絆はしっかり深まります。母乳が出にくいことで周りから何か言われたり、育児のことで口出しされたりしてもとにかくネガティブにならずポジティブなマインドでいることが大切です。

何を言われてもスルーで自分で自分の心を守りながら、貴重な赤ちゃんとの時間を存分に満喫してください。自分が赤ちゃんにとって必要な存在であることを誇りに思うことが重要です。

ミルクに嫌悪感を持つ

素晴らしい研究者や開発者たちが努力して開発した現代のミルクは、限りなく母乳に近い成分で作られているので、母乳にこだわりすぎる必要はありません。私もおばあちゃんに「母乳でないのはダメ」「母乳のために努力しなさい」と言われるたびにグサッと傷ついていましたが、努力しても出ないものは出ないし、慣れない育児でただでさえヘトヘトなのでこれ以上頑張ったら潰れると思い、悩むことをやめました。何を言われても「はーい!」と返事だけしてスルーすることにしてから、心も軽くなりました。

母乳と異なる点はあるものの、ミルクがあるから母乳が出にくくても赤ちゃんは元気に育ってくれているわけですから今はミルクに感謝の気持ちしかありません。

お金がかかる…と思うこと

母乳はお金がかかりませんが、ミルクは結構いいお値段します。最初は買うたびに「高いなぁ…」と思ってしまっていましたが、赤ちゃんが成長するための食料なので削ることはできません。削ることができないものに高いなぁと思っていても心が酷くなるだけです。

母乳より家計に響いてしまうのは事実ですが、赤ちゃんの必需品はケチりたくないものです。ここはパパもママも広い心を持ってミルクに関して値段のことを考えるのはやめることをおすすめします。

最後に

母乳育児の困難に直面しているあなたへ。赤ちゃんのために頑張って最善を尽くし、自分を犠牲にして愛情を注いでいること、本当に素晴らしいです。最高なお母さんです。どんな選択をしても、ママが考えて出した答えならそれは赤ちゃんにとって最良の選択です。自分を信じて、愛する家族や友人のサポートを受けながら、笑顔で育児を楽しみましょうね。

あなたの育児期間が幸せで満ち溢れたものでありますように。

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