仕事に行くたびに辛い・・・
体調が優れない日が続き、
心も体もどんどん疲弊していく。
もしこの記事を読んでいるあなたも、
そんな日々を送っているのなら、
どうか安心してください。
私も同じような状況に
苦しんでいた一人です。
社会人としてスタートを切ったものの、
職場のストレスや体調不良に
何度も悩まされました。
それでも、自分に合った働き方や
生き方を模索し続けた結果、
今では心身ともに健康的で、
自分らしく生きることができています。
この記事では、
私がどのように状況を乗り越え、
新しい道を切り開いたのか
その過程をお伝えします。
アトピー再発との闘い
社会人になってから、私は
製造会社の品質管理部で働いていました。
そこでは主に、
製品の品質を確認するための
テスト業務を特殊な薬品を使って
行っていました。
最初のうちは、新しい仕事に
やりがいを感じていたのですが
数ヶ月経つと、少しずつ体に
異変が現れ始めたのです。
手や顔など、肌がかゆくなり
湿疹や赤み、気づけば
治癒していたはずのアトピーが
再発していました。
原因を突き止めると、
職場で使用していた薬品への
アレルギー反応だと判明しました。
症状は次第に悪化し、
痛みで仕事に集中できない日も
増えていきました。
医師からも
「環境を変えなければ症状は良くならない」
と言い切られてしまい、
退職を決意せざるを得なくなりました。
退職後の私は、
自分のこれからについて深く考えました。
どうすればいいかわからない状態
でしたが、まずは
新しい職場を探さなければなりません。
とりあえずは、
薬品の使用がなさそうな
ある企業の総務職に転職しました。
人間関係の悩みと新しい挑戦

総務職に就いた私は、
会社の中の雑務や書類管理、
社員サポートなど、幅広い業務を
担当しました。
他の部署の社員と関わる機会も多く、
仕事の内容にはやりがいを
感じていたのですが、
同じ総務部内での人間関係に
悩まされていました。
私は高卒でスキルもなかったため、
みんなが嫌がる業務を
押し付けられることも多く、
悔しい思いをすることが
多かったです。
当時、総務部で若かったのが
私だけだったこともあり
ミスをなすりつけられたり
チクチクと嫌味を言われたりと
陰湿なイジワルを受けることも
多かったです。
仕事で落ち込むならまだしも、
なぜこんなことで
落ち込まなければいけないんだろう。
そんなことを考えているうちに
「スキルを身につけて強くなりたい」
と思うようになり、
スキルアップとキャリアチェンジを
決意しました。
留学で見つけた自分の可能性
総務の仕事で
ある程度の貯金ができた頃、
私は思い切って
カナダに留学することを決意しました。
前職の後半に
英会話教室に通っていたのもあり、
自分の実力を試したくなったのも
理由の一つです。
日本とは異なる文化や
生活スタイルの中で、
語学学校に通いながら英語を学びました。
また、ワーキングホリデーを活用して
現地で働きながら英語力を実践的に磨く
こともできました。
この期間は、自分の中で
大きな成長を感じられる
貴重な時間でした。
新しい人々と出会い、
異なる価値観に触れることで
これまでの狭かった視野が広がり
自分の可能性が広がりました。

半年後、帰国した私は
エンジニア職に就くことができました。
この仕事は、総務時代に
独学で学んできたことを
活かせるポジションだったので、
楽しくてとても
やりがいを感じていました。
しかし、またしても職場環境や
ストレスが原因でアトピーが再発・・・
症状が重くなるたびに、
「仕事するなってこと?」
「どうやって生活費を稼げっていうの?」
「生きる価値ないってこと?」
とどんどんひねくれていきました。
とはいえ、ひねくれていたって
状況は変わりません。
再び退職を決意し、
自分の将来と真剣に向き合う
ことにしました。
プログラミングとの出会い
退職後、私は
将来への大きな不安を
抱えていました。
就職活動をする中で、
・いつまたアレルギーが再発するか
わからない
・転職を繰り返していた自分のキャリアに
自信が持てない
挫折感でいっぱいでした。
そんな中で出会ったのが
「プログラミング」です。
パソコン一つで手に職をつけ、
高収入を得られる可能性がある
という点に魅力を感じ、
「これだ!」と思いました。
ですが、
調べれば調べるほど難しそうで
「自分が本当にやっていけるのか・・・」
と何度も自問自答しました。
なかなか挑戦に
踏み切れなかったのですが
最終的には、
「ここで挑戦しないかったら後悔する」
と思いプログラミングを学ぶことに
決めました。
私は地元を離れて、
沖縄県にあるプログラミングスクールで
本格的に学びました。
授業は毎日半日程度でしたが、
周りに家族や友達もいないし
ちょうどコロナ禍で
外にも出れずやることがなかったので
朝から晩までひたすらパソコンを
触っていました。
タイピングやプログラムを書く
練習はもちろん、
エラーの解決方法や
実践的なプロジェクトも学び
正直この期間は非常に大変でした。
しかし、
「スキルが身についてきている」
という手応えみたいなものを
感じられていたせいか、
最後まで頑張ることができました。
結果的に、この経験が
私のキャリアを大きく変えるきっかけ
となったのです。
その後、東京のIT企業で
エンジニアとして働くことができました。
初めて、
「自分のスキルで評価される」
という感覚を味わい、
これまでの努力が報われたような
気がしました。
残念ながらその企業は、
出産を機に退職することになるのですが
色々なことを学ばせていただき
自分自身も成長を感じられた
場所だったので
今でもとても思い入れがあります。
あの時、一歩を踏み出していなかったら
私の人生はどうなっていただろう
と思うとゾッとするほど、
今はいい人生を歩めています。

今、私が伝えたいこと
現在、私は出産を機に会社を退職し
在宅ワークをしながら
子育てをしています。
時間や場所に縛られず、
ストレスの少ない働き方を選ぶことで
アトピーの症状も落ち着き、
心身ともに健康を取り戻しました。
子どもと一緒に過ごす時間も増え、
10年前に描いていた
理想的なライフスタイルを
実現できています。
振り返ると、私のキャリアは
常に試行錯誤の連続でした。
体調や職場環境、
人間関係に悩みながらも、
一つひとつ選択を重ねることで、
自分に合った働き方を
見つけることができました。
もしこの記事を
読んでくれているあなたが、
今の働き方や人生に悩んでいるのなら
ぜひ伝えたいです。
環境を変える勇気を
持ってください。
そして、自分を信じて行動してください。
どんなに小さな一歩でも、
その積み重ねがやがて
大きな変化を生むことを、
私は身をもって実感しました。
あなたもきっと、自分らしい道を
見つけることができるはずです。
最後まで見てくれて
ありがとうございます。