英語力テスト!IELTS(アイエルツ)ってどんな試験?

スキルアップ

英語に関する資格というと、日本ではIELTSよりもTOEICや英検が主流なイメージです。

実際にIELTSという試験自体を聞いたことがない方も結構いますが、海外ではIELTSやTOEFLが主流です。

この記事では、IELTSの試験を受けたいと思っている方や「まだ内容がよく知らない」という方向けに概要から試験対策まで初心者でもわかりやすく書いてあるのでぜひ読んでみてください!

だいたい5分くらいで読める記事だよ!

IELTSの概要

IELTS(International English Language Testing System)は英語力を測るテストで、英語圏の国に留学や移住を希望する人が結構受けているらしいです。

日本ではTOEICの点数を基準にする企業が多いイメージだけど、海外の学校や企業ではIELTSが英語力の証明として採用されているみたいです。IELTSのテストはイギリスのケンブリッジ大学英語検定機構、ブリティッシュ・カウンシル、オーストラリアのIDP教育(国際教育サービス分野における世界的なリーダー)が共同で運営しているそうです。

早速IELTSの詳しい内容を見てみよう!

試験形式

IELTSは以下4つのセクションに分かれています。

  1. リスニング(Listening)
  2. リーディング(Reading)
  3. ライティング(Writing)
  4. スピーキング(Speaking)

それぞれの内容をみてみよう。

項目時間内容
リスニング30分合計40問が出題されます。各セクションでは色々な種類の会話などが流れ、
それを聞いて質問に答える形式です。
リーディング60分合計40問が出題されます。
①アカデミック・モジュールと②ジェネラル・トレーニング・モジュールの
2種類があり、①は学術的な内容、②は日常生活や職場に関連する内容が
含まれます。
ライティング60分2つのタスクが出題されます。①アカデミック・モジュールでは、グラフや
図表の説明とエッセイの執筆が求められ、②ジェネラル・トレーニング・
モジュールでは手紙の執筆とエッセイの執筆が求められます。
スピーキング14分対面の面接形式で行われ、自己紹介や日常生活の話題や、特定のお題に関する
2分間のスピーチ、その後のディスカッションが含まれます。

テストの種類

IELTSにはアカデミック・モジュールとジェネラル・トレーニング・モジュールの2種類があります。

どちらも4技能(ライティング、リーディング、リスニング、スピーキング)をテストします。

※ライティングとリーディングはモジュールによって問題が異なる

詳しくみてみよう!

2種類の内容はこんな感じ↓

アカデミック・モジュール

主に英語で授業を行う大学や大学院への入学を希望する人向けです。学術的な英語力を測定する内容となっています。

ジェネラル・トレーニング・モジュール

主に海外移住申請(イギリス・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド)を希望する方や職場での英語力が必要な人向けです。日常生活や職場での実用的な英語力を測定します。

バンドスコア(評価方法)

IELTSのスコアは1〜9までのバンドスコアで評価されます。

一般的に、英語圏の大学や移住には6.0から7.5のスコアを求めることが多いです。

●IELTS バンドスコア

スコアレベルレベル詳細
9エキスパートユーザー英語の言語能力が堪能で、正確さ、適切さ、流暢さが
非常に高い。
8非常に優秀なユーザー稀に非体系的な誤りや不適切な使用があるが、非常に
高い英語能力を持っている。複雑な議論も問題なく
理解し表現できる。
7優秀なユーザー時折誤りや不適切な表現があるが、一般的に複雑な
英語を理解し、正確に使用できる。
6適切なユーザー誤りや不適切な表現があるものの、難なく英語を使用
できる。特に慣れた状況では複雑な英語も使える。
5中程度ユーザー大半の状況で全体的な意味を把握することができるが
誤りが多い。
4限定的ユーザー馴染みのある状況でのみ意味を把握することができるが
理解と表現を理解していないことが多い。
3非常に限定的ユーザー非常に限られた状況でのみ意味を理解し表現することが
できるが、会話をすることが困難。
2初心者ユーザー意思疎通が困難。単語や短いフレーズのみを理解し、
使用できる。
1非ユーザーほとんど理解も使用もできない。

IELTS6.0のレベルは、TOEICに換算すると大体740~820 らしいよ!

受験の流れと対策

現在受験方法は以下3つあります。

①公式のテストセンターでペーパーで受ける方法

②公式のテストセンターでコンピューターで受ける方法

③自宅でオンラインで受ける方法(IELTS Online) 

どの方法で受けても内容、難易度、採点方法は同じで、スピーキングテストは試験官との対面式です。

また、リスニング、リーディング、ライティングは同日に連続して行われ、スピーキングは同日または別日に行われることがあります。

試験の結果は通常、試験日から13日後にオンラインで確認できるので、すぐに知ることができて便利ですね。

次にどんな対策が必要なのか見ていきましょう。

試験対策を知って、少しでも効率よく受かりたい!

①過去問の練習

試験形式に慣れることや、出題パターンを知ることで試験に慣れることができます。また、IELTSの試験は時間配分がとても重要なのでその練習にもなります。

②4技能をバランスよく勉強

リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングをバランスよく勉強することは、総合的な英語力を高め、試験で高得点を獲得するために非常に重要です。

また、各セクションのスコアが合計され、全体のバンドスコアが決まるため、特定のセクションに弱点を残さないようにする必要があります。

③専門の指導

専門の指導は、効率よくより高スコアを出したい人にはおすすめです。

専門の指導を受けることで、個別のフィードバックを得られ、自分の弱点などを効率よく知ることができます。また、進捗を定期的にチェックしてくれたり、励ましてくれることもあるので自己学習だけよりもモチベーションアップにもつながります。

いかがだったでしょうか。以上がIELTSに関する情報です。

日本ではTOEICが主流ですが、私が留学中にカナダのお友達におすすめしてもらった英語試験はIELTSでした。

TOEICの話をした際には「TOEICって何?」って感じだったので、求められる資格は国によって異なるのかもしれませんね。

「英語の試験を受けたいけど、筆記よりスピーキングを重要視した試験を受けたいな。」という方はぜひIELTSの試験も視野に入れて、この記事を参考にしてみてね!

最後まで見てくれてありがとうございました。

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